おはようございます。
司法書士の 福田 超 です。
今やすっかり銀行の根抵当権設定契約書でもお馴染みになった「電子記録債権」ですが、
「電子記録債権」とは、手形・指名債権（売掛債権等）の問題点を克服した新たな金銭債権のことです。（手形・指名債権を電子化したものではありません）。
電子記録債権の発生・譲渡は、
電子債権記録機関の記録原簿に電子記録することが、その効力発生の要件です。
これまで、
手形の譲渡・質入れについては、
紙媒体である手形に内在する保管コストや紛失リスク等の問題がありました。
また、
売掛債権の譲渡・質入れについては、
譲渡等の対象である債権の存在やそれが誰に帰属しているのか等の確認に手間とコストを要する上、二重譲渡リスク等の問題がありました。
電子記録債権制度は、
これら手形や指名債権のデメリットを解消し、事業者の資金調達の円滑化等を図ろうとするものです。
さて、冒頭に記載したように、
すっかり根抵当権設定契約書でお馴染みになった「電子記録債権」ですが、
根抵当権で担保する際の問題点について、検討したいと思います。
長くなるので続きはまた明日！
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